あがり症の原因
人は誰でも他人に対する不安や環境に対する不安というものを持っているものですが、その不安が異常に大きい場合にあがり症となって表れるようです。
このあがり症を克服するためには、どうしてそんなに不安を感じてしまうのかを検証しその原因を突き止めることが重要になってきます。
先ず考えられることは、過去におけるある出来事に影響を受けているケースです。過去に人前で怒られたり馬鹿にされたりしたことがあると、あがり症になってしまうことも多いようです。
- これは現実に起こったことが原因となっているために、非常に根が深く、その治療も難しいのですが、原因自体は見つけやすいものであるため、時間をかけてゆっくりと治療していくことが大切です。
- また、現実に起こった出来事ではなく、激しい思い込みがあがり症の原因となるケースもあります。この場合は、原因を突き止めることが非常に困難であり、まずはそれを突き止めることが治療のスタートになります。
基本的に間違った想像というものが原因となっているので、そのような想像自体が間違っていることを証明することが解決の糸口となります。
プライドというものがあまりにも強すぎる場合にも、あがり症の原因となることがあります。これは、失敗するということに対する不安が異常に大きく、それがある種の強迫観念となって現れてくるものです。