あがり症の治療法

薬物療法の特徴

あがり症の治療法として薬物を使用する場合があります。この薬物を使用した治療法は、他の治療法よりも即効性があることが最大のメリットとなります。特に忙しくてカウンセリングなどに通うことが出来ないような人にとっては、非常に有効であると思います。

ただ、その効果はあくまでも一時的なものであり、持続性というものはほとんど期待出来ません。そのため、薬の服用を継続して行なう必要があります。薬物療法の場合に問題となるのはその副作用です。この治療法に使われる精神安定剤などは、服用することによって思考能力が低下する恐れがありますし、意識が朦朧とすることもあります。

  • 薬の副作用は、その人の体質によって出る場合と出ない場合があります。もしも、薬の副作用によって日常生活に支障を来たすようであれば、薬の服用を止めたほうが良いでしょう。
  • また、薬の服用によって一定の効果があった場合でも、その効果というものは次第に薄れていくものです。そうなると、さらに強い薬を服用しなければならなくなり、薬への依存性が徐々に高くなっていくことになります。

強い薬であれば、その副作用も強いものとなりますので、医師とよく話し合って正しい治療法へと移行した方が良いでしょう。基本的に薬物療法は、あがり症を根本的に解消するものではないことを認識しておくべきでしょう。

 


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